コラム
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今すぐ無料相談事故後に注意を伝えても、同じ運転行動が続いていれば指導が伝わったとは言えません。再発防止に必要な聞き取りと指導後の確認を考えます。
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幹線道路に続く生活道路を、先行車に続いて走っていた。

途中、前の車が速度を落とした。
特に気にすることなく、それに続いた。
道路の左端を歩行者が歩いているのが見えた。

歩行者の横を通過。
幹線道路の手前で一時停止し、車の流れを目で追っていた。
不意に車体をコンコンと叩く音。
「ミラーに肘が当たったんだけど……痛いわ。」
先ほどの歩行者の男性だった。
路肩を歩いていた歩行者が、放置自転車を避けるため車道側に寄った際、右肘とミラーが接触した事故だった。
送られてきた資料には、その事故の1か月後に起きた被害事故の映像も含まれていた。
おそらく事故後には、
「歩行者の横を通過する際は、1m以上間隔を空ける。空けられなければ徐行すること」
そう指導を受け、ドライバーも、
「はい、これからは気をつけます」と答えたのだと思う。

停止し、動いていない乗務員にすれば、
『相手が強引にすり抜けようとした』という、『自分は被害者だ』という意識しかなかったはずだ。
しかし私は、その運転映像の中に、過去の指導が届いていない事実を見つけた。

事故直前、生活道路の左端を、車に背を向けて歩いている高齢女性が映っていた。
歩行者との間隔は、1mもない。
速度は18km/h。
思わず「あっ!」と声が出た。
しかし、事故にはならなかった。
だが、この「事故にならなかった」が重要なのだ。


この乗務員は、事故後も、事故を起こした時と同じ運転行動を続けていた。
もし被害事故が起きていなければ。
もし被害事故としてしか指導されなければ。
このドライバーは、自らの運転の中にある「事故の原因となりうる運転」に気づかないまま、
これからも同じ運転を続けていたかもしれない。
事故が起きなければ、「今日もいい日だった」で終わる。
そして、また事故へ向かっていく。
事故を起こした時、
「今日はついてなかった。運が悪かった」という乗務員の言葉を聞き逃してはいけない。
それは、『自分の運転の中に原因があるかもしれない』という視点に、まだ気づいていない証拠だからだ。
大切なのは、自分の事故であれ、他人の事故であれ、その事故に至る運転の中に、
「事故の要因となった運転が、自分にもないか」
「どういう時なら、自分も同じことを起こす可能性があるか」を考えることだ。
そして、自らの運転行動を変え、それを続けること。
それこそが、再発防止の鍵だと私は考えている。
そして何より、事故防止を指導する立場の者は、「しっかり聞き取ること」
そして、「言った」「伝えた」ではなく、「伝わったかどうか」を常に意識しなければならない。
さらに、指導後に運転行動が本当に変わっているかを確認しなければ、「伝わった」とは言えない。
そのことを、私たちは忘れてはならない。
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