コラム
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~季節を楽しむために山に行く人必見~
皆さん、こんにちは。
株式会社人と安全研究所の渡邉です。
これからの時期は、
紅葉を見に山の方にお出かけをする方は
増えるのではないでしょうか?
山道を走行していると、このような標識を見たことはありませんか?

この標識の名前は「落石のおそれあり」という標識です。
イラストを見たら、なんとなく何を注意したらいいか想像ができるかと思います。
それでは、「落石のおそれあり」の標識を見たとき、皆さんは何に注意しますか?
斜面から石が落ちてくることを想像する人は多いと思います。
しかし、この標識が知らせている危険は、それだけではありません。
この標識は、上から落ちてくる石だけでなく、
すでに道路に落ちている石にも注意が必要であることを知らせています。
落石は、いつ、どこで発生するか分かりません。
また、雨が続いた後は、斜面が不安定になり、落石が発生する危険性もあります。
特に山間部では、カーブの先や見通しの悪い場所に石が落ちている可能性もあります。
標識を見かけたら、普段と同じ感覚で走り続けるのではなく、
危険を予測した運転に切り替えることが大切です。

この標識を見たら、まずアクセルを緩め、必要に応じて穏やかに減速しましょう。
そして、前車との車間距離を十分に確保します。
なぜなら、前を走る車が路面の石に気づき、急に減速したり、
石を避けようと進路を変えたりする可能性があるからです。
そのため、山側を走行していなかったとしても、
対向車が急ハンドルでこちらに回避してくる可能性もあります。
また、山側を走行しているときは見通しの悪いカーブでは、
曲がった先に石が落ちていることも想定し、
手前から速度を控える必要があります。
危険を発見してから対応するのではなく、
危険があると分かっている場所では、発見する前から備える。
これが安全運転の基本です。
まずは安全に減速し、石の大きさや位置、対向車の有無、道路幅などを確認します。
そのうえで、安全に通過できるスペースがあれば、周囲の交通状況を確認しながら回避します。
ここで注意したいのが、石を避けることに意識が向きすぎて、別の事故を起こしてしまうことです。
対向車が来ているのに急ハンドルで反対車線へ飛び出す。
後続車との距離や周囲の状況を考えず、慌てて急ブレーキをかける。
これでは、落石との衝突を避けられたとしても、別の事故につながる危険があります。
まずは石の手前で安全に停止できるよう対応しましょう。
落石は、自分の運転技術だけでは防げないこともあります。
しかし、危険を予測して速度を控え、車間距離を確保し、
路面の状況にも注意を向けることで、事故のリスクを減らすことはできます。
標識を見ても、
いつもと同じ速度で走る。
前の車だけを見て、その先の路面を確認しない。
危険を発見してから慌てて対応する。
こうした運転を続けていれば、いざというときに対応が遅れてしまいます。
この標識は、石が落ちているのを発見してから注意するためにあるのではありません。
この先に石が落ちているかどうか分からないからこそ、
事前に危険を予測し、自分の運転を変えるためにあるのです。
「落石のおそれあり」の標識を見かけたら、
速度を控え、車間距離を十分に確保し、斜面と路面の両方に注意を向ける。
危険が起きてから対応するのではなく、危険が起きるかもしれないと考えて行動する。
その意識が、事故を防ぐことにつながります。
今回のコラムが、
皆さん一人ひとりの
「いつもの運転」を見直すきっかけになれば幸いです。
それでは、皆さんご安全に!