コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
交通安全の教育・研修をお考えですか?
今すぐ無料相談.png&w=3840&q=75)
昨日か一昨日だったと思いますが、撮影でお客様の事故映像を見ていて、気になった事故がありました。
バック事故です。
その運転者の方は、相当しっかりと確認をしていました。
首を左右に振りながら、左右のミラーを均等に見る。
映像を見ても、きちんと確認していることが分かるんですね。
それでも結果的には、右後方にあったポールにぶつけてしまいました。
しかも、ぶつかったのは車の右側、運転席のドア付近です。
左にハンドルを切りながらバックしていたため、車の右側がどんどん外側へ振られていき、
そこにあったポールに当たってしまったんですね。
では、これだけ確認していたのに、なぜぶつかってしまったのでしょうか。
この事故を見ていて、僕は一つ気づいたことがありました。
首を左右に振りながら確認しているのであれば、どこかのタイミングでポールはミラーに映っているはずなんです。
ただ、そのポールが見えるタイミングで、運転者は左側を5秒ほど確認していました。
それより前は、ポールがミラーに映っていません。
ハンドルを左に切りながらバックしているため、最初はポールが車の真後ろ付近にあり、ミラーでは確認できないんですね。
そこから車の向きが変わっていくと、右側のミラーにポールが見えるようになります。
ところが、まさにそのタイミングで運転者は左側を確認していた。
そして、右後方へ視線を戻した時には、今度はポールがミラーの死角に入っていました。
つまり、確認していなかったわけではありません。
確認はしていたけれど、「見えるタイミング」で必要なものを見ていなかった。
それが、この事故につながった原因だったんですね。
では、この事故をどうすれば防げたのか。
もちろん、一か所を5秒以上見てしまったことも原因の一つだと思います。
ただ、根本的には「切り返し」だと僕は思っています。
ハンドルを操作しながらバックして、1回で入れたい。その気持ちは分かります。
でも、一度切り返して前に車を出していれば、おそらくこのポールには当たっていません。
切り返すことで、周囲が見えるタイミングを作ることができるからです。
バック事故を防ぐための基本はいろいろあります。
その中でも僕は、とにかく何度でも切り返すことが基本中の基本だと思っています。
1回で入れようとした時の事故は、かなり多いんですよね。
僕自身、バックする時はめちゃくちゃ切り返します。
皆さんも、1回で入れることにこだわらないでください。
何度でも切り返して、できるだけ車をまっすぐにする。
そして、ゆっくりとバックする。
そのために必要であれば、何度でもハンドルを操作する。
そういう運転をしていただけたらと思います。
では今日も皆さん、ご安全に。
About the author
