コラム
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今すぐ無料相談交通事故で「相手が悪い」と主張する前に、自分の運転で事故を避けられなかったかを考える重要性と、生活道路で必要な徐行や譲り合いを解説します。
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現職当時、警察官の採用試験で面接の試験官を務めていた。
様々な質問の中で、私が問いかけていた質問が、これである。
「人としての常識、良識、そして正義感というものがありますが、
警察官にとって最も大切なものは何だと思いますか?」
そして、多くの受験者は、胸をはって「正義感です!」と答え、私を困らせた。
私は、若い受験者に正義感を期待してはいなかったからだ。
私は説明した。
「若いあなたは、まだ、人として未熟なのだと思います。
そんなあなたの正義感もまた、未熟なのです。
警察官は、人を守るために多くの権限を委ねられて仕事をしますが、
その時に必要なこととは、市民の気持ちを理解することです。
若い警察官が、未熟な正義感を振り回して警察活動を行うことは、決して市民の理解や共感を得ることはできないでしょう。
警察官が行うべき警察活動とは、今の社会が、警察組織、警察活動に何を期待しているのかを考え、
それに応えていくという、とても難しい課題のことなのです。
残念ながら、今の若いあなたの正義感を基準にして解決できる課題ではありません。
あなたが採用試験に合格されたのであれば、どうか、あなたの正義感は家に置いて、警察学校に入校してください。
そして、あなた自身の常識を大切にして警察官になってください。
いつか、私と一緒に仕事をしましょう。その日が来ることを心待ちにしています」
違反者や交通事故当事者から、「相手が悪い」という言葉をよく聞かされます。
例えば、「子どもが道路に飛び出してきたから間に合わなかった。私は速度を守っていたから、悪くない」という説明です。
速度を守って走行することはとても大事なことですが、
それだけで起こした事故の責任を免れることはできません。
生活道路を走行しているのであれば、前方の交差道路に一時停止規制があっても、
見通しの悪い交差点を通過するときには徐行義務があります。
飛び出してくる子どもを発見し、事故を回避するためには、交差点の左右の安全が確認できない場合、
安全を確認できるように減速・徐行することが大切です。
それを忘れ、自分のことばかりを主張するのは、未熟な正義感を聞かされているようです。
警察官は、人を守ることが仕事ですから、人の気持ちが理解できなければ仕事になりません。
その時に最も大切なものとは、人としての常識なのだと思っています。
そして、そこに良識が備わっていれば、その警察活動には理解を超えた共感と支持が得られるはずだと思っているのです。
人と車と自転車がそれぞれを尊重し、譲り合うことで衝突、つまり、交通事故を避けることができます。
私は悪くないと、自分の正義感を主張する前に、譲り合うという交通社会の常識を大切にすることが必要です。
そして、落ち着いた気持ちで運転するという、良識を身につけていたいものです。
私たちの常識と良識を積み重ねることによって、交通事故のない安全な社会を実現することができると、
私は考えているのです。
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