コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
交通安全の教育・研修をお考えですか?
今すぐ無料相談「青信号=進め」は誤り。青は“進めるか判断する状態”。この認識のズレが事故を生む。管理者の指導が現場の安全を左右する。
.png&w=3840&q=75)
皆さま、こんにちは。
デイクリエイト専任講師の 株式会社人と安全研究所 渡邉 です。
私はこれまで18年以上、自動車学校の指導員として交通安全教育に従事し、
さらに自動車学校内で10年以上にわたり企業様の事故防止支援に携わってまいりました。
2025年4月の分社化を機に、企業における事故防止対策により一層注力しております。
本コラムでは、現場ドライバー任せになりがちな「道路交通法の理解」を、
管理者視点で整理し、事故防止につながる教育のヒントとしてお届けしてまいります。
もしそうであれば、
それは現場に “事故の種” を配っている可能性があります。
信号には
「青色灯火」
「黄色灯火」
「赤色灯火」
がありますが、
その “正確な意味” を現場で統一して指導できている企業様は、決して多くありません。
この “認識のズレ” が、事故のリスクを高める要因の一つになります。
今回は「青色灯火」についてです。
青色灯火の意味は、自動車において「直進・左折・右折することができる」です。
「進め」は命令ですが、
「〜することができる」は “可能” を示すものであり、状況に応じて進まない判断も含まれます。
この違い、軽く見ていないでしょうか。
現場ではよくある言葉です。
・「青だから行け」
・「優先なんだから大丈夫」
この一言が、ドライバーの判断を鈍らせます。
実際の事故現場ではこうなります。
・「青だったので進みました」
・「相手が来るとは思いませんでした」
――結果、事故。
そしてその裏には必ず、
“教えられた通りに動いたドライバー” がいます。
問題の本質はここです。
青信号は「安全の保証」ではありません。
にもかかわらず、
“進んでいい合図” として教えてしまうと、
ドライバーは「確認する意識」よりも「進む判断」を優先します。
青信号での事故は、
そのため、ドライバー教育においては、
・青信号=安全ではない
・交差点は常に危険が潜んでいる場所である
・“進めるかどうかを判断する”意識を持たせるといった指導が重要になります。
事故を減らす企業と、減らない企業の違いはシンプルです。
「青でも止まれる教育をしているか」ここに尽きます。
青信号の交差点には、
・信号無視車両
・右折車の見落とし
・歩行者の飛び出し
リスクは常に潜んでいます。
それでもドライバーが突っ込んでしまうのは、「青=進むもの」と思い込んでいるからです。
では、どう指導するか。
伝えるべきは一つです。
「青は “進めるか判断する状態” であって、“進め” ではない」
・必ず減速の意識を持たせる
・ブレーキに足を構えさせる
・“行けるか”ではなく“止まれるか”で判断させる
ここまで落とし込めて初めて、事故は減り始めます。
したがって管理者としては、
「青だから進む」ではなく
「安全を確認したうえで進む」という行動基準を現場に浸透させることが重要です。
最後に
事故は現場で起きますが、
原因は“教育”で作られることがあります。
青信号ひとつの教え方が、事故を生むか、防ぐかを分けています。
次回は「黄色灯火」。
最も事故につながりやすい “判断の分岐点” を解説します。
皆さん、ご安全に