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サービスについて問い合わせるプレッシャーを感じた瞬間、事故リスクは高まる。本記事では福岡県の事故をもとに、ミラー確認への意識集中が招く前方不注意の危険性と対処法を解説。

先日、福岡県で事故がありました。
73歳の方が運転する車が、右折待ちで停止していた幼稚園バスに衝突。
その後、約50m走行したという事故です。
当初は、ながら運転や意識障害も疑われました。
しかし報道では、
左側のミラーを気にしていた、という話が出ています。
おそらく左側や後方の車との距離を気にしていたのでしょう。
その確認に意識が集中し、
結果として前方不注意になってしまった。
こういう状況、ありませんか?
右折レーンで停止中。
後ろから車が接近してくる。
横との間隔が狭い。
「当たらないかな……」と不安になる。
そして、ミラーばかり見てしまう。
私もあります。
人はプレッシャーを感じると“気になる一点”に意識が集中します。
その瞬間、前方の認知が弱くなります。
プレッシャーを感じたら、何をするか。
これだけです。
速度を落とせば、
・認知する時間が増える
・判断する時間が増える
・操作する時間が増える
この3つの余裕が生まれます。
速度が上がると、確認とスピードのバランスが崩れます。
その結果、
認知が間に合わない。
判断が遅れる。
操作が遅れる。
そして事故になります。
道が狭い。
右折車がいる。
左後方から車が迫る。
両サイドに圧迫感がある状況。
多くの事故は、
ハンドル操作で何とかしようとする。
スピードを落とさずに確認しようとする。
この無理から起きます。
「ちょっと怖いな」
そう感じた瞬間にやるべきことは、
まずブレーキを踏む。
そして確認と判断の時間を作る。
これができるかどうか。
ここが、事故防止の分かれ目です。
プレッシャーがかかった時こそ、
その一踏みが、自分も周囲も守ります。