コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
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サービスについて問い合わせる歩道と車道の区別がない道路では、歩行者のすぐ横を車が通過することがあります。道路交通法18条が求める「安全な間隔」と「徐行」の意味を理解しましょう。

車道と歩道の区別がない道路では、車の運転者は特に注意して走行しなければなりません。
このような道路では歩行者が道路の中を歩いているため、車と歩行者の距離が非常に近くなりやすいからです。
道路交通法第18条では、このような場面について明確なルールが定められています。
歩行者の横を車が通過する際には、
安全な間隔を保つか、徐行する義務があります。
安全な間隔とは、一般的にはおよそ1メートル程度が目安とされています。
これは、歩行者が突然方向を変えたり
つまずいてバランスを崩したりする可能性を考慮した距離です。
特に高齢者や子どもは、急に動きが変わることもあるため、余裕を持った距離を確保することが大切です。
しかし、道路の幅によっては十分な間隔を取れない場合もあります。
そのようなときは、必ず徐行して通過することが求められます。
徐行とは、すぐに停止できる速度で走行することを意味します。
つまり、歩行者に予期しない動きがあった場合でも、すぐにブレーキを踏んで止まれる状態で走行する必要があるのです。
また、雨の日などで道路に水たまりができている場合も注意が必要です。
水たまりの横を通常の速度で通過すると、タイヤが水を跳ね上げ、歩行者に泥水をかけてしまうことがあります。
そのため、水たまりがある場所で歩行者の横を通過する際には、徐行義務が発生します。
歩行者に泥水がかからないよう配慮しながら通過することが、運転者としての責任です。
車を運転していると、つい車の流れだけに意識が向いてしまいがちです。
しかし道路は車だけのものではなく、歩行者や自転車など、さまざまな人が共有する空間です。
この基本的な配慮を守ることで、歩行者との事故を防ぎ、誰もが安心して通行できる道路環境を作ることができるのです。