コラム
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サービスについて問い合わせる眠気を感じたままの運転は違反になる可能性あり。居眠り運転の危険と正しい対処法を解説。

道路交通法第66条には、非常に重要な規定があります。
それは「何人も、正常な運転ができないおそれがある状態で車両を運転してはならない」というものです。
この「正常な運転ができないおそれがある状態」には、飲酒だけではなく、眠気を感じている状態も含まれます。
つまり、眠気を感じながら運転を続けること自体が、
法律違反となる可能性があるのです。
多くの運転者は、「少し眠いくらいなら大丈夫」と考えがちです。
しかし、眠気は確実に判断力や反応速度を低下させます。
注意力が散漫になり、危険の認知が遅れ、結果として重大な事故につながるのです。
居眠りによる事故は、ブレーキが踏まれないまま衝突するケースが多く、速度も落ちないため、被害が非常に大きくなります。
つまり、最も重大事故につながりやすい事故の一つなのです。
では、運転中に眠気を感じた場合、どうすればよいのでしょうか。
結論は一つです。
直ちに車を安全な場所に止めて、仮眠をとることです。
「もう少しだけ走ろう」「次のサービスエリアまで我慢しよう」
この判断が、事故につながる大きな原因になります。
眠気を感じた時点で、すでに正常な運転ができていない可能性があるのです。
仮眠をとる際にもポイントがあります。
適切な時間は15分から30分と言われています。
この短時間の仮眠は、脳をリフレッシュさせ、眠気を大きく軽減する効果があります。
逆に、長時間の仮眠をとってしまうと深い睡眠に入ってしまい、目覚めが悪くなるだけでなく、その夜の睡眠にも影響を与え、翌日の眠気につながる可能性があります。
また、数分程度の短すぎる仮眠では、十分な効果が得られません。
つまり、
「深い睡眠に入る前に起きる」15〜30分の仮眠が最も効果的なのです。
眠気は、我慢するものではありません。
感じた時点で「止まる」という判断ができるかどうかが、安全運転の分かれ道になります。
道路交通法66条が伝えているのは、
「運転できる状態であるかどうかを自分で判断しなさい」ということです。
眠気を感じたら直ちに止まる。
その行動こそが、自分の命、そして周囲の命を守る最も確実な方法なのです。