コラム
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サービスについて問い合わせるながら運転が命を奪う現実。悲惨な事故から学ぶべき本質とは。

凄惨な交通事故が発生する。
そのとき、私たちは何を考えるべきなのか。
そして、私たちの社会はどうすべきなのか。
2026年3月20日、
新名神高速道路 亀山市野登トンネル出口付近で、渋滞中の車列にトラックが追突
子ども3人を含む家族5人が乗った乗用車と、
その前にいた乗用車1台が炎上し、計6人が死亡した
事故原因について、追突したドライバーは、
と供述したことが伝えられている。
追突による火災炎上と聞き、思い出す事故がある。
1999年11月28日、
東名高速道路 用賀インターチェンジ付近で発生した追突事故。渋滞の手前で減速した乗用車に、泥酔運転のトラックが追突
乗用車は火災炎上し、
後部座席に乗っていた1歳と3歳の女の子が焼死した
その最後の叫び声を、運転席と助手席にいたご両親は聞いていた。
発生直後、通りかかったテレビクルーによって撮影された映像。
火災炎上する事故の動画が、繰り返しテレビ画面に流された。
燃えさかる炎の中、
私たちは、その現実に震えた。
この事故を契機に、飲酒運転の罰則は強化された。
しかし、それで問題が解決されたわけではない。
いまだに、
発生している。
1999年の事故は、飲酒運転の罰則強化につながった。
今回の事故原因が「ながら運転」であるとすれば、更に罰則を強化するのか。
既に、平成の時代から「ながら運転」による交通事故は急増しており
令和元年(2019年)
「ながら運転」の罰則は大幅に強化された。
その1年半後、
警察庁は、「罰則強化により、ながら運転による交通事故は半減した」と発表したが、
私は納得しなかった。
「ながら運転」による事故が半減したのではなく、
・事故原因として認めない
・嘘をつくドライバーが増えただけではないか
と感じていたからだ。
その後も、
「ながら運転」による交通事故は増え続け、
再び、罰則強化に踏み切るのであろうか。
今、私たちが取り組むべきは、
「ながら運転」の危険性、
発生する交通事故の重大性を理解し、
罰則強化を待つのではなく、
人の命が、ドライバーの
・ずさんな運転
・「ながら運転」
によって失われたことに対して、
防ぐことのできる交通事故によって、
大切な命が失われている現在の交通環境に対して、
私たちは怒りを感じ、自らの運転行動を戒め、改めるべきである。