コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
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サービスについて問い合わせる反応は鍛えなくていい。0.2秒を縮める「構えブレーキ」で事故回避力を高める方法を解説。

運転者のみなさんこんにちは。
運転を科学する男、上西一美です。
先日、高齢者の交通事故防止セミナーを行いました。
高齢者の事故の話になると、よく出てくるのが
「反射神経が落ちる」という話です。
では、実際どれくらい遅くなるのでしょうか。
皆さん、「空走距離」という言葉は聞いたことがあると思います。
空走距離は、次の3つの時間で構成されています。
① 反射時間
② 踏み替え時間
③ ブレーキ踏み込み時間
それぞれの平均はこう言われています。
反射時間 0.4〜0.5秒
踏み替え時間 0.2秒
ブレーキ踏み込み 0.1秒
合計すると、約0.8秒になります。
例えば、メジャーリーガー。
イチロー選手のようなトップアスリートでも
反射時間は約0.3秒と言われています。
一般的な人は0.4〜0.5秒
つまり差は0.2秒程度です。
高齢者になると反射が遅くなると言われます。
しかし、仮に遅くなったとしても
大きく見ても0.2秒程度と言われています。
ここで考えてほしいのです。
この0.2秒を縮めるにはどうするか。
筋トレ?
トレーニング?
つまりイチローレベルの訓練をするしかありません。
できますか?
普通は無理ですよね。
実は、もっと簡単な方法があります。
それが踏み替え時間をなくすこと。
踏み替え時間は0.2秒あります。
つまり
最初からブレーキに足を置いておけば、この0.2秒は消える。
これが構えブレーキです。
ベテランドライバーには強みがあります。
それは危険予測です。
ここは危ない
歩行者が出そう
自転車が飛び出しそう
そう感じた瞬間にブレーキに足を置く。
それだけです。
踏み替え時間0.2秒
これを消せば、誰でも反応時間を短縮できます。
つまり、
イチローさんや大谷翔平さんのような
メジャーリーガーレベルの反射神経を手に入れることができるのです。
危ないと思ったらブレーキに足を置く
これだけです。構えブレーキ。
この習慣があれば、事故を回避できる確率は大きく上がります。
ぜひ今日から、メジャーリーガーレベルの反射神経で
安全運転をしていただければと思います。
では、今日もご安全に。