コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
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サービスについて問い合わせる自転車は軽い乗り物ではない。青切符制度が示す事故増加の現実と死亡リスクをデータから解説。

今回の自転車の青切符制度の導入には、はっきりとした背景があります。
それは、
交通事故全体は減少傾向にある中で、
自転車が絡む事故の割合が増えていること
そして
自転車の法令違反による事故が多いこと
です。
これまで自転車は、「手軽な移動手段」として認識されてきました。
しかしその一方で、
交通ルールに対する意識が低いまま利用されているケースも多く、
事故につながっているのが現状です。
ここで、重要なデータがあります。
自転車が歩行者と衝突した場合、
時速20km以下でも死亡率は約0.4%
さらに、
20km〜30kmになると約0.9%に上昇
すると言われています。
一見すると低い数字に見えるかもしれません。
しかし重要なのは、
「ゼロではない」ということです。
自転車の平均速度はおよそ20km前後と言われています。
つまり、
日常的に乗っているそのスピードでも、人の命を奪う可能性がある
ということです。
自転車はエンジンがないため、「安全な乗り物」と思われがちです。
しかし実際には、
であり、
場合によっては重大事故の加害者になります。
実際に、
自転車事故によって
高額な損害賠償が発生したケースもあります。
今回の青切符制度は、こうした現状に対する対策です。
単なる取り締まり強化ではなく、
「自転車も車両である」という認識を広げるための制度
と言えます。
そしてこの問題は、
自転車利用者だけのものではありません。
車を運転する私たちも、
自転車の危険性を正しく理解する必要があります。
自転車は
・ふらつきやすい
・急な進路変更が起こる
・予測が難しい
だからこそ、
・距離を取る
・速度を落とす
・常にリスクを想定する
ことが重要です。
この考えは、もう通用しません。
自転車は、
手軽であると同時に、命に関わるリスクを持った乗り物です。
その認識を持つことが、事故を防ぐ第一歩になります。