コラム
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サービスについて問い合わせる仮眠は「寝ればいい」ではない。 時間・姿勢・過ごし方を間違えると逆効果になる。 眠気と戦わず、安全につなげる仮眠の3つのポイントを解説。

運転者のみなさん、こんにちは。
運転を科学する男、上西一美です。
今日は、
仮眠の話を、もう一歩踏み込みます。
13時配信の「DE voice 13」。
今回は、仮眠の取り方についてです。
昨日は、
「眠くなったら、仮眠を取ってください」
という話をしました。
ただ、実際には、
・どうやって取ればいいのか
・どれくらい寝ればいいのか
ここを間違えると、
逆にボーッとしてしまうことがあります。
仮眠には、
押さえておくべき3つのポイントがあります。
仮眠で一番大事なのは、時間です。
鉄則は、
30分以上、寝ないこと。
30分を超えると睡眠が深くなり、
中途半端なタイミングで起きると、
強い不快感が残ります。
さらに、
夜の睡眠リズムにも影響が出てしまいます。
理想は、
15分〜30分。
年齢が高くなると、
深い睡眠に入るまで少し時間がかかるため、
30分でもいいと言われますが、
個人的には、
15分で十分だと思っています。
もし長めに休めるなら、
15分を2回に分ける。
このほうが、
体も頭もスッキリします。
「少ししか寝ていないのに、すごく寝た気がする」
この感覚があれば、
それは、良い仮眠です。
サービスエリアやコンビニで止まって、
車から降りると目が冴える。
よくある話です。
でも、これは
眠気が取れたわけではありません。
行動によって、
一時的に覚醒しているだけです。
そのまま運転を再開すると、
すぐに眠気が戻り、
居眠り事故につながることがあります。
眠気を感じて止まったなら、
・眠れなくてもいい
・とにかく目を閉じる
・15分、安静にする
これだけで、
十分な効果があります。
「寝なきゃ意味がない」
そう思わなくて大丈夫です。
眠気だけを取りたいなら、
車のシートでも問題ありません。
ただし、
疲れまで取りたいなら話は別です。
疲労を抜くには、
横になることが必要です。
脳は、
地面と平行にならないと、
本当の意味で休まりません。
「今日は、明らかにしんどい」
そう感じる日は、
どこかで、きちんと横になる。
この判断ができるかどうかで、
安全性は大きく変わります。
仮眠のポイントは、この3つ。
・時間は15分前後
・眠れなくても目を閉じる
・疲れを取るなら横になる
昼間の強い眠気は、
気合でどうにかするものではありません。
戦わず、正しく仮眠を取る。
それが、安全運転につながります。
では、
今日も皆さん、ご安全に。

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