コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
交通安全の教育・研修をお考えですか?
サービスについて問い合わせる研修をしている。指導もしている。 それでも事故が減らない。 それは、交通事故防止教育の目的を履き違えているからかも。 本当に事故を減らすために必要な視点とは。

みなさんこんにちは。
ディ・クリエイト代表、運転を科学する男・上西一美です。
私はタクシー会社の社長を経て、21年前にディ・クリエイトを立ち上げ、交通事故防止教育に携わってきました。
ディ・クリエイトとは、
D=Drive(運転)
E=Education(教育)
それをCreate(創る)
――つまり「運転教育を創る会社」です。
これまで数多くの企業の安全運転教育を見てきましたが、そこで強く感じていることがあります。
それは、事故が減る会社と、減らない会社には明確な違いがあるということです。
理由はいくつもありますが、私が最も大きいと感じているのが、
交通事故防止教育の「目的」です。
事故が減らない会社の多くは、
・研修を実施すること
・指摘されないために行うこと
これ自体が目的になっています。
監査で指摘されるから。
社会的責任だから。
やらなければならないからやる。
このような動機で行われる教育は、どうしても形だけになり、結果として事故は減りません。
では、どうすれば事故は減るのでしょうか。
そこで多くの人が考えるのが、「理解させること」です。
しかし、残念ながら
交通事故は、理解しただけではなくなりません。
ながら運転をしない。
飲酒運転をしない。
速度超過をしない。
これらは、誰もがすでに分かっていることです。
それでも事故が起きるのは、分かっていても行動できなかった瞬間があるからです。
つまり、交通事故防止教育の本質は、
知識を増やすことではありません。
本当に必要なのは、
運転者の運転行動を変えることです。
教育の目的が「運転行動を変える」に設定されていなければ、
どれだけ時間をかけても、事故防止の効果は期待できません。
それは、貴重な時間を浪費していると言っても過言ではないでしょう。
私は「教育をやめろ」と言っているわけではありません。
せっかく時間を使って教育を行うのであれば、目的を明確にすることが重要です。
・運転者の行動が変わったか
・運転の判断が早くなったか
・危険場面で、実際にブレーキを踏めているか
ここにフォーカスした教育こそが、実際に事故を減らします。
このサイトでは、
運転者の行動をどう変えるのか。
なぜ行動が変わるのか。
交通事故防止の現場で、本当に効果のあった考え方や仕組みを、コラムを通じてお伝えしていきます。
交通事故防止教育の目的を、
「やること」から「行動を変えること」へ。
それが、事故を減らす第一歩です。
