コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
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サービスについて問い合わせる右直事故は重大事故につながりやすい危険な事故類型です。原因は「行ける」という錯覚。右折時は必ず止まり、停止してから判断することが命を守ります。

交通事故の中でも、
最も大きな事故につながる可能性が高い事故の一つが、
右直事故
いわゆる、右折車と直進車の衝突事故です。
特に速度が出ている直進車との衝突は、
死亡事故や重傷事故に発展しやすく、
企業にとっても極めて重大なリスクになります。
道路交通法では、
右折車は直進車の進行を妨げてはならないと定められています。
つまり、
直進車が来ている場合、
右折車は待たなければなりません。
しかし実際には、
右折車が強引に右折し、
直進車と衝突する事故が後を絶ちません。
事故後の話を聞くと、
多くの運転者がこう言います。
・遠くに見えた
・間に合うと思った
・焦っていた
・しっかり見ていなかった
ここに、人間の特性があります。
人間は、
動いた状態で動くものを見ることが非常に不得意です。
例えば、
歩きながらスマートフォンを見るとき、
しっかり確認しようとすると自然と立ち止まりませんか?
脳は、
ことを知っているのです。
ところが車の場合、
運転席に座っていると、
体は固定されています。
そのため脳は、
「自分は止まっている」
と錯覚を起こしやすい。
しかし実際には、
車は前進している。
特に右折時は、
・直進車が遠くに見えやすい
・速度が正確に把握しづらい
・バイクは小さいため、さらに遠くに見える
という条件が重なります。
その結果、
「行ける」と判断し、重大事故につながる。
では、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。
そして、
止まった状態で距離と速度を確認すること。
これを徹底するだけで、
右直事故のリスクは大きく下げることができます。
右直事故は、
「見ていない」のではなく、
「見えていると勘違いしている」ことが原因です。
だからこそ、
✔ 右折時は必ず停止
✔ 停止してから距離を測る
✔ バイクは特に遠くに見えると意識する
この原則を徹底することが、
重大事故を防ぐ最大のポイントです。

事故の共通点は「焦り」。焦ると認知→判断→動作の順番が崩れ、“動作が先”になる。事故を防ぐ鍵は、落ち着くことではなく「確認を先にする習慣」にある。

事故後面談で指導していませんか。再発防止に効果的なのは「指導しない面談」。主観と客観のズレに自ら気づかせることで運転行動は変わります。

見通しの悪い交差点で続く出会い頭事故。その多くに共通するのは「徐行していない」こと。10km/h以下と構えブレーキが事故を防ぐ鍵になる。