コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
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今すぐ無料相談交通事故防止に必要なのは最新の安全機能だけではありません。未来の安全な交通環境を実現するために、本当に必要な「熱意」と安全運転意識について考えます。

~ 森林限界 ~
植物が育つためには、気温や湿度、照度など様々な条件が必要である。
その中でも、
高木の生育を制限する主な要因は低温と乾燥であり、
これによって高木が生育できない場所が形成される。
「森林限界」とは、
高さ3m以上の高木が生育できず、森林を形成できない限界線のことをいう。
樹木は寒いと生育しない。
樹木の生育に必要な要素とは、
第一に水分、雨だと思っていたが、森林限界が形成される主な理由は気温なのだそうだ。
樹木が育つために暖かな気温が必要であるように、
安全運転管理や交通事故防止活動においても、その「熱意」が必要であることを思う。
水分という活動資産以上に、それに取り組む私たちの熱意こそが重要なのだ。
そもそも自動車とは
安全で快適、そして便利な乗り物、幸せを運ぶものであったはずである。
しかし、そこに便利さを積み過ぎて、安全を後回しにしてきたのではなかったか。
40年以上前の1982年、ジェラルド・ワイルド博士は「リスクホメオスタシス理論」を発表し、
と訴えた。
自動車の安全性を高めても、
ドライバーは安全になった分だけ速度を上げるなど、危険性の高い運転をするため、
結果として事故が発生する確率は一定の範囲内に保たれる、という内容である。
例えば、いわゆる自動ブレーキなどの安全機能は、
私たちの過失を補うための装置であり、ずさんな運転による事故を防ぐ機能ではない。
若者は苛立ちの中で立ち尽くし、先を急ぎ、注意力が散漫になって事故を起こす。
高齢者は心身の機能低下によって注意力、事故回避能力が低下して事故につながる。
その他、それぞれの過失を補って事故を防ぎ、その被害を軽減させようとするのが安全機能の役割であり、
無謀で自分勝手な運転を助けるものではない。
自動車とはドライバーが運転するものである。
その安全で便利な機能を発揮させ、事故を防ぐためには、
それぞれのドライバーによる、譲り合う、支え合う気持ちを備えた安全運転が前提となる。
未来を予測することは難しく、その答えは今、どこにも存在しない。
しかし、
未来の交通環境を実現させるのは、他ならぬ現在を生きる私たち自身である。
交通事故のない、安全で快適な交通環境を実現すること、
それは今を生きている私たちの義務だということである。
それを自動車の安全機能に委ねるのではなく、
私たち自身の安全運転と、それを伝える私たちの熱意によって、
将来の安全な交通環境を実現させるべきなのだ。
私たちがあきらめることなく、
これからも熱意を持って安全運転管理、交通安全活動に取り組み続けることによって、
交通死亡事故という森林限界はいつか必ず頂に届き、ゼロになる。
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