コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
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サービスについて問い合わせるながら運転の重傷・死亡事故が過去最多を更新。厳罰化後もなぜ増え続けるのか。油断と脳の特性から見る本当の危険性を解説します。

2025年、ながら運転による重傷・死亡事故は148件発生しました。
これは2024年の136件を上回り
2019年、いわゆる“厳罰化”が行われ、罰則が大幅に強化されました。
携帯電話使用等(保持)は違反点数3点。
さらに事故を起こせば6点。
いわゆる初期免停の対象になります。
反則金も大幅に引き上げられました。
これは道路交通法改正によるものです。
施行直後、事故件数は大きく減少しました。
しかし――
そして2025年、
過去最大値を更新してしまったのです。
問題は
・通知を一瞬見る
・地図をタップする
・動画を流す
ほんの数秒の視線逸脱が
取り返しのつかない結果を招きます。
ながら運転による死亡事故率は、
通常の事故と比べて約3.4倍高いとされています。
これは偶然ではありません。
視線・認知・判断・操作。
人はマルチタスクができている“つもり”になります。
しかし実際は、
注意が高速で切り替わっているだけ。
同時処理はできていません。
その一瞬
ペナルティーが重いからやめる。
それも一つの理由でしょう。
しかし本質はそこではありません。
148件という数字の裏には
取り返せない人生があります。
「自分は大丈夫」という根拠のない自信。
ハンドルを握ったら
運転以外のことはしない。
それを“習慣”にしてください。
命を守るのは、あなたの選択です。

事故の共通点は「焦り」。焦ると認知→判断→動作の順番が崩れ、“動作が先”になる。事故を防ぐ鍵は、落ち着くことではなく「確認を先にする習慣」にある。
事故後面談で指導していませんか。再発防止に効果的なのは「指導しない面談」。主観と客観のズレに自ら気づかせることで運転行動は変わります。

見通しの悪い交差点で続く出会い頭事故。その多くに共通するのは「徐行していない」こと。10km/h以下と構えブレーキが事故を防ぐ鍵になる。

事故を繰り返すのは本当に運転者だけの問題でしょうか。事故が減らない会社には共通する「管理者の習慣」があります。個人責任で終わらせない事故防止の本質を解説します。