コラム
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サービスについて問い合わせる事故直後の面談は本当に効果的でしょうか。安全意識が最高潮の直後は長い指導が逆効果になることも。再発防止に不可欠な1〜3か月後のフォロー面談の重要性を解説します。

事故直後の面談は、本当に効果的なのでしょうか。
安全意識が最高潮に高まっている直後こそ、
長い指導が逆効果になる理由と、
1か月・2か月後のフォロー面談が再発防止に不可欠な理由を解説します。
事故を起こした直後の面談。
多くの現場では、
「すぐに、しっかり指導しなければ」
と考えがちです。
しかし、私は
事故直後の長い面談は、必ずしも効果的だとは思っていません。
その理由は、とてもシンプルです。
事故直後、運転者は次のような状態にあります。
この状態で、
長時間にわたる指導を行っても、
新しく伝えられることはほとんどありません。
本人の中ではすでに、
「自分が悪かった」
「行動を変えよう」
という意識ができ上がっているからです。
だからこそ、
事故直後の面談は短く終わらせることがポイントになります。
この場でやるべきことは、
👉 たった一つ。
次の運転で、どんな運転行動を取るのかを決めること。
説教も、長い議論も不要です。
時間をかけるほど、効果は高まりません。
ここで、よくある誤解があります。
「事故直後に反省しているなら、もう大丈夫ではないか」
残念ながら、そうではありません。
なぜなら、
👉 その意識が続く人と、続かない人がいる
からです。
事故防止で本当に重要になるのは、
事故から時間が経ったあとです。
この頃になると、
事故直後の緊張感は、確実に薄れていきます。
ここで初めて、
👉 本当の意味での面談の価値が生まれます。
1か月後、2か月後、3か月後の面談では、
次の点をしっかり話し合う必要があります。
ここで大切なのは、
責めることではありません。
👉 なぜできなかったのかを、一緒に考えること。
フォロー面談では、
「できなかった理由」を
「できる条件」に変えていきます。
そして最後に、
👉 もう一度、運転行動を決め直す。
この繰り返しが、
再発防止につながります。
事故後の面談は、
一度やれば終わりではありません。
このメリハリこそが、
事故を繰り返さないための面談設計です。
事故後面談は、
「叱る場」ではなく、
行動を定着させるプロセス。
その視点を持ったとき、
面談は本当の力を発揮します。


事故後面談で否定していませんか。主観と客観のズレを責めた瞬間、防御・言い訳・労務トラブルへと発展します。再発防止につながる「責めない面談」の考え方を解説します。