コラム
交通安全に関する知識やノウハウを分かりやすく解説
交通安全の教育・研修をお考えですか?
今すぐ無料相談駐車禁止ではない場所でも、車を止めることで死角や通行妨害が生まれます。事故を防ぐために確認したい安全な駐車場所の判断基準を解説します。

皆さん、こんにちは。
株式会社人と安全研究所の渡邉です。
皆さん、この標識は運転していてよく見かけますよね?

標識は「駐車禁止」という意味ですよね。
「ここは駐車禁止じゃないから少しだけ止めよう。」
仕事中や休憩の際、このように考えたことはありませんか?
確かに、道路標識や標示によって駐車が禁止されている場所に駐車すれば交通違反となります。
しかし、事故防止という観点では、それだけでは十分とは言えません。
例えば、道路脇に止められた車の陰から子どもが飛び出してきたり、
自転車が急に車道へ膨らんできたりする場面は、交通事故でよく見られるケースです。
また、対向車同士がすれ違う際に車線をはみ出さなければならなくなったり、
交差点付近で見通しが悪くなったりすることで、思わぬ危険を招くこともあります。
つまり、「違反ではない場所」と「安全な場所」は、必ずしも同じではありません。
プロドライバーに求められるのは、
「止めても違反にならないか」ではなく、
「止めても周囲に危険を生まないか」という視点です。
そのため、車を止める前に、ぜひ次の3つを確認してみてください。
・この場所に駐車することで、歩行者や自転車が見えにくくならないか。
・他の車両の通行やすれ違いの妨げにならないか。
・ここに駐車することで、誰かが危険な行動を取らざるを得なくならないか。
交通事故は、自分が動いているときだけに起こるものではありません。
車を止めたその瞬間から、周囲への影響は始まっています。
だからこそ、「どこに止めるか」も安全運転の一部なのです。
「駐車禁止ではないから止める」のではなく、
「周囲に危険をつくらない場所だから止める」
この意識の違いが、交通事故を未然に防ぐ大きな一歩になります。
今回のコラムが、みなさん一人ひとりの「いつもの運転」を見直すきっかけになれば幸いです。
それでは、皆さんご安全に!